愛するペットが亡くなったらすること4つ

白い骨袋の横にお花が飾ってある

愛するペットが亡くなってしまったら悲しくて、頭が真っ白で何も考えらない!という方が多いかと思います。

それでも、実際にやらなければいけないことを考えてみると

  • ペットが亡くなったら遺体はどうすればいいの?
  • どこで火葬してもらえるの?
  • 必ずしなければいけないことはあるの?

など、疑問ばかりかと思います。

私もペットが亡くなった時は、まずは病院に連絡?役所?どうすればいいんだろう?誰に聞けばいい?と混乱しました。

そのため今回は、愛するペットが亡くなったらすること4つをまとめました。
愛するペットが亡くなった直後でお困りの方や、もしもの時に備えて知識だけでもつけておこうという方も読んでみてください。

こちらのブログが少しでもお役に立てれば幸いです。

1.ご遺体の冷却措置

まず最初に行うことは、ご遺体の冷却措置になります。

愛するペットちゃんを綺麗な状態でお見送りするためにも、ご遺体の安置方法を確認いただけたらと思います。

茶色い犬が亡くなって横になっており、お腹には保冷剤があり、犬の近くにはえさや写真やお花などのお供え物がある

手足を折り曲げる

生前寝ていた時のように、優しく手足を折り曲げてあげてください。
ペットの死後硬直は、死後約2~3時間と思ったよりも早く硬直しますので、できるだけ早く体勢を整えてあげてください。
死後硬直が進み、折り曲げづらくなった際は無理に行う必要はありません。
曲がる範囲で優しく折り曲げてあげてください。

目やお口を閉じる

目やお口が開いている場合は優しく閉じてあげます。
目はそっと手で撫でてあげれば閉じさせることができます。
閉じにくい場合は、無理に閉じようとせず、そのままの状態で寝かせてあげてください。

お口は舌が出ている場合は、お口の中に優しく閉まってあげてください。
お口が開いてきてしまう場合は、タオルなどを優しく巻いて固定し、お口が開かなくなったらタオルを外してあげます。

どうしても目やお口が開いてしまう場合は無理に閉じようとせず、そのまま寝かせて大丈夫ですが、気になる場合はお顔にハンカチ等を被せてあげてください。

お体を綺麗にする

濡らした清潔なタオル等でお体を優しく拭いて綺麗にしていきます。
お体全体はもちろんですが、お口周りやお尻周りなど汚れている場合は、しっかり拭いてあげます。

火葬までの時間が長い場合や夏場は特にですが、十分でないとお体が傷みやすくなる要因の一つとなりますので、しっかりと行いお体を清潔に保つようにしてください。

綺麗になりましたら、ブラシやコームで毛並みを整えてあげます。

目やお口を閉じる

どうしても目やお口が開いてしまう場合は無理に閉じようとせず、そのまま寝かせて大丈夫ですが、気になる場合はお顔にハンカチ等を被せてあげてください。

箱を用意する

ペットちゃんを寝かせた状態で入る大きさのペット用の棺、もしくは段ボールや発泡スチロールなどの箱をご用意ください。

ペットちゃんのご遺体から体液や排泄物が出た場合、箱が汚れてしまう場合があるので、その箱の中にペットシーツや新聞紙などを敷きます。
その上に毛布やタオルなどを敷いてお布団のようにしてあげます。
準備が出来たらそこにペットちゃんを優しく寝かせてあげてください。

ガーゼやティッシュをあてる

お鼻やお口、肛門等から体液が漏れ出すことがありますので、ガーゼや脱脂綿等をつめてください。
ティッシュなどでも大丈夫です。

ご遺体を冷やす

ご遺体の腐敗をできるだけ進めないよう、保冷剤や氷の袋等でお体を冷やしていきます。

まず、保冷剤等を用意しますが、保冷剤等を直接お体には当てるのはよくない為、布等でくるんだものを用意してください。
お腹周り、脇の下、頭、背中、首元などに布等でくるんだ保冷剤等を当てていきます。

保冷剤等は数時間おきに交換するなどして、常に冷たい状態に保ちます。
また、お布団のかわりにタオルなどの下に保冷剤等を敷くと、より冷却効果が上がります。

夏場は特にですが、温かいお部屋でもご遺体の傷みが進んでしまいますので、ペットちゃんのご遺体はなるべく涼しいお部屋で安置するようにしてください。

2.火葬の依頼をする

ペットちゃんの冷却措置が出来たら次は火葬の依頼をします。

火葬をしてくれる霊園や業者を探す

探し方としては、下記のような方法があります。

  • ネットで検索する
  • 知り合いにオススメを聞く
  • 動物病院から紹介してもらう

愛するペットちゃんと最後のお別れの瞬間に悔いが残らないようにするためにも、しっかりとしたところを選ぶことが大切です。
質問にしっかり答えてくれるのか、親身になってくれるのかなど、電話の対応に少しでも不安を感じたら、そこは避ける方がいいかもしれません。

愛するペットちゃんが亡くなったばかりでお辛いかもしれませんが、安心して任せられるところが見つかるまで、探すことをオススメいたします。

プランについて

どこの霊園や火葬業者もいくつかプランがあります。
火葬は合同と個別どちらがいいのか、お骨は返骨してもらいたいか、お骨上げを行いたいかによってプランが分かれています。
後悔が残らないように、ご家族様としっかりと話し合って決めるようにしてください。

火葬のタイミング

ペットちゃんが亡くなったら急いで火葬しなきゃ!と焦るかもしれませんが、実際は焦らなくても大丈夫です。

蘇生の可能性がある為、人の場合でも亡くなってから一晩は火葬はしません。
ペットちゃんも同じで、亡くなってから一晩はお家でゆっくり一緒に過ごされるのが良いかと思います。
ゆっくりお別れの時間を取ってから火葬をしてあげましょう。

季節や安置方法により変わるので一概には言えませんが、翌日~3日以内には火葬されるのがベストかと思います。

3.お別れの時間をとる

火葬してくれるところが見つかったら愛するペットちゃんとお別れする時間をとります。
お花やごはんなどの生前好きだったものや、写真やお手紙などをお供えして、最後の時をお過ごしください。

火葬してしまうと、残るのはお骨だけになってしまいます。
火葬の前に毛をカットして毛、ヒゲ、羽などを残したり、インクを使って足跡を色紙にスタンプしたりして残されると良いかと思います。

火葬後に残しておきたかったと悔いがありませんように、このタイミングで残しておかれることをおすすめいたします。

4.亡くなったことをお知らせする

愛するペットちゃんが亡くなったら、その報告をするところがいくつかあります。

死亡届

愛犬が亡くなった場合には各自治体の役所へ届け出が必要となります。
亡くなってから30日以内に市区町村へ死亡届を提出するようにしてください。

愛猫やその他の愛するペットちゃん(指定動物を除く)が亡くなった場合は、死亡届の必要はありません。

ペット保険

ペット保険に加入している場合はペット保険会社への連絡が必要になります。
ずっと連絡をしないとその後も保険料がかかってしまいます。
未請求の治療費がないかも忘れずに確認するようにしてください。

病院や知り合いへ連絡

届出などのやらなければいけないことが終わったら、お世話になった病院や知り合いの方への連絡をしていいかもしれません。

亡くなったことを連絡する場合、気持ちが落ち着いてからで構いませんし、そもそも必ず知らせなければいけないという決まりがあるわけではありませんので、ご自身のお気持ちを優先してください。

まとめ

愛するペットが亡くなったらすること4つをまとめました。

亡くなった直後には
1.ご遺体の冷却措置
2.火葬の依頼をする
3.お別れの時間をとる

少し落ち着いたら
4.亡くなったことをお知らせする

を行うようにしてください。

最愛のペットちゃんが亡くなったら気持ちが動揺し、なかなか行動出来ないかと思います。
そんな中、こちらが少しでもお役に立てれば幸いです。

愛するペットちゃんとのお別れがどうか悔いが残らないよう、最後には笑顔でお別れできるよう願っております。

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